カウンセラーの大西さおりです。

人は愛情を必要とする生き物です。

この場合の愛情とは、恋愛感情だけでなく親子関係や友人関係なども含めた親密な感情です。

親密な感情はお互いにできるだけたくさん交換したいものです。

ただし、その場合に条件付きの愛情にならないように注意が必要です。

条件付きの愛情とは

「〜ができるあなたはすてき」

「〜してくれたからあなたが好き」

などというように、文字通り条件を付けたもの。

言った側には他意はなくても相手からしてみれば、もし〜という部分がかなわなかったらその愛情はもらえなくなってしまうかもしれないと思ってしまいかねません。

さらに相手が必要としているのは自分自身ではなく、〜の部分だけなのではないかとさえ考えるかもしれません。

たとえばいつも「頑張る子は偉い、好き」と言われ続けたら、その子は頑張らない自分には価値がないと感じてしまう可能性があるのです。

これでは信頼関係をつくるどころか逆効果になってしまうことさえあります。

「〜できてすごい」ということと「あなたが好き」ということは本来別の事柄なのですから、きちんと分けて伝えればいいのです。

どんなときでも相手への愛情は無条件に注いであげることが大切なのです。