カウンセラーの大西さおりです。

ストレスには良いストレス（快ストレス）と悪いストレス（不快ストレス）があります。

ストレスに“良いストレス”があるなんて、意外でしょうか？

一般にストレス＝悪いものと考えられていますが、ストレスはなければいいというものではありません。

例えば、目標や責任を持つことはストレスにもなりますが、それによってやる気が出たり努力したりもします。

こうした良いストレスがない状態では、意欲も低下してしまいます。

一方、悪いストレスはそれが過剰であったり長引いたりするものです。

同じ目標や責任であっても、その人が対処しきれないほど大きなものであったり、長期に渡って緊張が続くようになれば心身を痛めてしまうことになります。

ストレスの強さというのは客観的に計ることが困難です。

また、ストレスに対する反応には個人差があります。

しかしストレスというものは生きている限り多かれ少なかれつき合っていかなくてはならないものです。

自分にとって何がどの程度ストレスになっているのかを知り、自分にあった対処方法を持つことが必要です。