カウンセラーの大西さおりです。

今月は防災月間ということで、災害に備えるためのノウハウをいろいろなところで目にします。

なかでも予測できない災害ということでは、地震が最も心配されるのではないでしょうか。

そのため最近の建築物は「耐震性」が重視されています。

この「耐震」は、単に地震に耐えられるように頑丈な建物であればいいということでもないそうです。

地震の力をそのまま受け止めて耐えようとしても、大きな地震の力にはとても耐えられません。

今の耐震というのはある程度建物が揺れるようになっていて、少しずつ上手に地震の力を逃がすことで大きな力を受けずにすむようにしているのだといいます。

人間の「耐ストレス」も、おなじような仕組みなのではないでしょうか。

大きなストレスに耐えようとしても、限界はあります。

耐え続けていても、いつかポッキリとこころが折れてしまう…。

それを避けるには、そのつど「つらい」「しんどい」「苦しい」と声に出していくことが大切です。

少しずつストレスを小出しにしていくことで、大きなストレスが直撃しないようにするのです。

みなさんの「耐ストレス」はできていますか？