カウンセラーの大西さおりです。

カウンセリングのなかでよく聞くのが「わかってはいるのですが、できないのです」ということばです。

「わかること」と「できること」は違います。

その間には、どんなプロセスがあるのでしょうか。

なにか新しいことができるようになるには、いくつかの段階があります。

はじめは、「わからない」状態です。

自分が「知らない」ということすら気づいていないこともありますし、「なにをどうすればいいのかわからない」場合もあります。

野球を知らない人にとっては、カーブという投げ方があることも知りません。

またカーブを知っていても、どう投げればいいのかを知らない人にはカーブを投げることはできません。

ではカーブの投げ方がわかれば、投げられるのかというとそうではありません。

やり方がわかっていても、実際にできるようになるまでには時間がかかるもの。

何回も繰り返すことで、やり方を「身につける」ことができるようになるのです。