カウンセラーの大西さおりです。

東日本大震災から10年がたちました。

多くの被害を思い起こすたびに、私たちもいつ起こるかわからない災害に備えなければいけないと思います。

でも実際に災害が起きたときに、ちゃんと行動できるのか？と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

いざとなれば、まわりに誰か人がいるから大丈夫と思うかもしれません。

みんなと一緒に行動していれば安心だと考えていると、思わぬ危険に巻き込まれることもあるのです。

どうしたらいいのかわからないときに、私たちは周囲の人と同じような行動をとることが安全だと判断しがちです。

「みんながそうならそれが正しいはず」と思いたいのです。

これは「多数派同調バイアス」または「集団同調性バイアス」といわれるこころの働きです。

それが本当に正しければ良いのですが、みんながそう思っていたら…！？

避難が遅れたり危険に巻き込まれるかもしれません。

いざというときにきちんと自分で判断して行動できるように、心構えをしておきたいものです。