カウンセラーの大西さおりです。

わたしたちが悩まされる感情の代表的なものに「後悔」と「心配」があります。

たしかにこの２つ、いったん悩みだしたらきりがないような気がします。

「後悔」というのは多くの場合、もうすでに起こってしまったことについて抱く感情です。

文字通り「後になってから悔やむ」ことです。

「心配」は逆に、まだ起きていないことについてあれこれ不安になること。

「後悔」も「心配」も、共通しているのは自分の力ではどうしようもできないということです。

起きてしまったことは変えられないし、まだ起きていないことがどうなるのかは誰にもわかりません。

どうにもならないことにとらわれているのは、「今、ここ」をムダに過ごしているということにほかなりません。

「後悔」や「心配」にとらわれそうになったときは、「今、なにができるか」ということに目をむける。

過去や未来ではなく「今を生きる」ことができれば、かならず自分にもできることがあるはずです。