カウンセラーの大西さおりです。

「もうやめなくてはいけない」
「～しないようにしよう」
そう決心しても、どうしても続かない。
そういった経験は誰にもあるのではないでしょうか。
ダイエットやムダ遣いなど自分を抑えようと「しない」でいることは、じつはそもそもが無理なことなのです。

わたしたちの脳は「～しない」ということが苦手なのだといいます。
たとえば、窓の外のセミの声がうるさくて仕事に集中できないとき。
セミの声を気にしないように…といくらがんばっても難しいものです。
気にしないようにと思えば思うほど、気になってしまう悪循環にもなりかねません。
ところがいざ仕事に集中しはじめると、あれほどうるさかったセミの声も聞こえなくなっていませんか。
「しない」ことよりも「する」ことに注目することがじつは重要なのです。