みなさんこんにちは
精神保健福祉士の増村里佳です

先日ちょっとした不注意で飼い猫が脱走しました
普段全く外に出さないため猫自身もパニック状態になり
なんとなく家の周りにいて鳴くものの
人の気配がするだけで全力で逃げていく始末・・・

私の方はというと、これまで家族として愛情を注いできたという自負があるために
目が合っただけで逃げられるという事態にかなりショックを受けました

そのため最初は早くつかまえようと躍起になりました
優しく声をかけてみたり、大好物で釣ろうとしてみたり、網で強引に捕獲しようとしたり
どれもが失敗に終わって焦りだしました

道路に出て事故にあったらどうしよう、とか
近隣の家の庭先で騒いで迷惑かけているな、とか
心配や怒り等のネガティブな感情も自分の中でどんどん膨らみます

手を尽くしてもどうにもならず、諦め半分で窓を少し開けて待つことにしました

最終的には、雨が降り出した途端に開けた窓から勝手に戻ってきて、あっけなく一件落着となりました

冷静に考えてみると
猫の気ままで勝手な性分をわかっていながら
私自身が困った状況をなんとかコントロールすることに気をとられて
感情に振り回されました

わかり合えていると思っていた相手が全く手に負えない状態になるのはとても不安でショックです
本能に忠実な動物のケースですらこんなハプニングがあり、そのことで私自身感情的に踊らされるのですから
これが人間同士の交流だとしたらもっと複雑で、こんなことでは終わらないですよね
私自身ラコールで感情のコントロールをするにはどうしていったらいいのかということを学びました
そのおかげでどうしても必要な場所では感情のコントロールができるようになりました

ただ人間同士の交流の中でも、一方的に悩んでしまい、気がついたら迷宮入りしどうしたらいいかわからなくなりますよね
ふと立ち止まり冷静になることも必要になるかと思います
それでも自分の感情がコントロールできないとか、ずっと引きずってしまうという場合は、その問題にだけではなく、自身の性格の癖等を見直したほうが生きやすくなる場合があります
そんな時は一人で抱え込まずに、生きやすい自分になるために専門家を訪れるのも手だと思います