カウンセラーの大西さおりです。

最近よく卵の形のお菓子を見かけるなと思っていたら、今年は今日３月31日がイースターなのだそうです。

イースターとはキリスト教の復活祭というイベントで、その日時は毎年変わります。

その決め方はちょっと複雑なので省略しますが、キリストの復活にちなんだ大切な行事で、その復活のシンボルが卵なのです。

卵は産み落とされたときには殻に覆われていますが、中のヒナが充分に成長すると自分で殻を破って出てきます。

殻の中にいる間は安全ですが、ずっとそのままとどまっていたのではいつかヒナは死んでしまいます。

かといって外から勝手に殻を割ってヒナを出そうとしても、やはりヒナは生きのびることはできないでしょう。

人もよく似た状態の時があります。

人間のこどもも小さいときには親や保護者の庇護のもとにあります。

ちょうど卵の殻のように守られていますが、やがていつかはそこからでなくてはならない日が来ます。

無理やりそこに留めようとしたり、逆に引っ張り出そうとしてもだめ。

その時が来るまで、じっと見守ってあけることが必要なのです。