みなさんこんにちは

精神保健福祉士の増村里佳です

辛い時や苦しい時、人は色々な方法で自分を守ろうとします

趣味や発散で嫌な事を忘れる

誰かに愚痴ってスッキリする

妄想の世界に逃げる

困った事態の原因と距離を置く

身体の不調にあらわれる

誰もが困難への「いつもの対処法」があるのではないでしょうか

そしてあまりに抱えた苦しみが大きすぎたり根深かったりすると

本来自分を守るための「いつもの対処法」が

目的そのものにすり替わってしまうことがあります

パターン化すれば行動する前の自分の意志や思考はなく、

「またやっちゃった」「なぜいつもこうなるのだろう」

と分からなくなってしまうのだと思います

分からないままでは不安だから後付けの言い訳をするのです

それは矛盾に満ちていて自己中心的なものが多いです

あの人の性格が悪いから

誰も見てくれない、分かってくれないから

自分の言う事をきかないから、思い通りにならないから

長い間そうやって自分を納得させ、守り続けて来た人にとっては、

それが言い訳だということを受け入れるのが最も困難ではないでしょうか

私自身かつて言い訳して逃げて嫌になって世界をどんどん狭めていました

ありのままを認めたら自分の全てを否定するようで、恐怖すら感じましたが

受け入れてみたら意外にも楽になりました

何より、これまで言い訳に費やしたエネルギーを

自分の本当の気持ちに向けることができるのです！！

言い訳劇場（←と私は呼んでいます（笑）＾-＾）に気付く事が

素直な自分の心を認める大きな第一歩ではないでしょうか