カウンセラーの大西さおりです。

わたしたちの頭の中には、一見なにも考えていないように見えていてもさまざまな考えが浮かんでは消えています。

ためしに目を閉じて、こころを無にしてみてください。

あっという間にいろいろな雑念が湧いてきます。

でも、安心してください。

これが私たちの脳の普通の状態なのです。

車でいえばアイドリングしているようなものです。

いつもいろいろな考えが頭の中で“待機”しているからこそ、私たちはすぐに対応できるのです。

とはいえ、この雑念が大きくなりすぎてしまうと問題です。

多くの場合、雑念は浮かんでは消えてまたほかの雑念があらわれていきます。

でもうまく切り替えができないと、いつも不安になってしまう、憂うつな思いが消えないということになってしまいます。

これは不安や憂うつに飲み込まれてしまっているような状態です。

ここから抜け出すにはどうしたらいいのでしょうか。