カウンセラーの大西さおりです。

とあるクリニックに行った時のことです。

待合室で小さな子どもさんが「あ、ネコがいるよ！」と叫んだのです。

もちろん、そこは獣医さんではありません。

こんなところにネコ？その子のお母さんも周りの大人もびっくりです。

でもその子の指差す方をよく見ると、なんと観葉植物の陰に猫の形のゴミ箱が置かれていたのです。

大人の視点からでは物陰になってしまって気づかなかったけれど、小さな子どもの目の高さではちゃんと見えていたのですね。

私たちは普段、自分の目に見えている世界がすべてだと思いがちです。

でも視点を変えてみると、まったく違った世界が見えてきます。

ものごとの考え方やとらえ方も同じではないでしょうか？

自分の立場にばかりとらわれていると、他の考えに目が向かなくなってしまいます。

「他の考え方はないだろうか？」

「他の人の立場だったら、どう感じるだろうか？」

ちょっと視点を変えれば、また違った考えがあらわれてくるかもしれません。

小さな子どもさんに教えてもらったような出来事でした。