カウンセラーの大西さおりです。

ネガティブ、というと良くないこと・悪いことと思っていませんか？

ポジティブになろうというようなことは言われても、あまりネガティブであることを勧められることはありません。

クライエントの方の中にも、ネガティブな自分を変えたいという方はいらっしゃいます。

ネガティブは悪いことでしょうか？

ネガティブな考えを持つこと自体は悪いことではありません。

人間は昔から何とか周囲の危険から自分達の身を守ろうとしてきました。

つねに最悪の事態を想像して、そこから逃れるためにはどうしたらいいか考えて行動して生き延びてきたのです。

つまり、ネガティブな考えを持つことがリスクマネジメント（危機管理）につながっていたということになります。

ただしネガティブな考えにばかりとらわれて、自分が苦しんでしまっていては本末転倒です。

否定的な面と肯定的な面のどちらも見ることができて、なおかつ状況に即した現実的な考え方を選べることが重要なのです。