カウンセラーの大西さおりです。

みなさんは日頃、自分の感情を自覚していますか？

最近の出来事の中で、嬉しかったこと、癒されたこと、落ち込んだこと、怒ったこと、それぞれを覚えていますか？

あまり思い出せない…という方は、ちょっと注意が必要かもしれません。

とくにマイナスの感情（怒りや落ち込みなど）を良くないものとして、抑えてしまっているのではないでしょうか。

怒りや悲しみは人間に備わった大切な感情です。

決してない方が良いということではありません。

出さないように感じないように、と抑えていると内に溜め込んでしまいます。

そうなると次第に表には出ないようになります。

けれど、さまざまな感情を感じる「感度」も低くなってしまいます。

物事に対して無関心になり、その結果、楽しい時にも反応が鈍くなってしまいます。

そうなると日々つまらなくなり、関心が持てず…と悪循環に陥ってしまいます。

ここから脱出するには、まず自分のありのままの感情に気づくことです。

それには、日々の自分の気持ちを意識して書き出してみることです。

嬉しかった、悲しかった、イライラした、腹が立った、面白かった…。

感情を自分の言葉にすることで、自覚しやすくなります。

初めはなかなか難しいかもしれませんが、少しずつ続けることで自分の感情が見えてくるはずです。