カウンセラーの大西さおりです。

苦手な人、というのは誰にでもいると思います。

「決して悪い人ではないんだけれど…」

「悪気がないのはわかってるんだけど…」

頭ではわかっていても、どうやっても苦手と感じてしまう。

いっそ付き合わずに済めばいいのですが、そうもいかないことのほうが多いものです。

こんな場合は割り切って考えることもひとつの方法です。

付き合わなければいけない関係なのだとすれば、その関係の上だけで付き合うのです。

いつも本心をさらけ出して付き合わなければいけないわけではありません。

必要な部分だけあわせておくといった、一面的な付き合いでいいと考えれば気が楽になります。

たとえば、同僚として・お客さんとして・趣味の友達として…などなど。

このような役割を演じていくつもりであれば、割り切って考えられるのではないでしょうか。

本音で付き合える人間関係があれば、それは素晴らしいものです。

けれど、いつでも本音の付き合いでなければならないとはかぎりません。

ときには表面的なつきあいであっても、上手くやっていくことは可能なのです。