カウンセラーの大西さおりです。

私たちは「社会」のなかで生きています。

家族や友人といった小さなものから、会社・学校や地域といった大きなものまでさまざまです。

つねに社会のなかの一員であり、一人で生きていくことはできません。

そんな私たちにとって悩ましいのは、「自分自身と、自分のまわりの人々との間でのバランスをどうとるか？」ということ。

お芝居に例えると…

芝居全体の流れや他の役のことを考えないで自分の役柄やセリフばかりを考えていては、そのお芝居はぶち壊しです。

かといって、自分の役柄がキチンと表現できなければ役者としては失格です。

主役であっても脇役であっても、どんな役もその芝居に必要とされている役です。

そしてどんな場面も相手があってこそ。

なおかつ、それぞれの役者が全体の流れに乗っていることで初めてお芝居は成立します。

全体とそのなかの一人。

うまくそのバランスがとれていれば、良いお芝居になるはずです。

良い役者でいるのか、良いお芝居ができているのか？

ときどき振り返ってみることが必要です。