カウンセラーの大西さおりです。

「あのとき、ああすればよかった」

「こうしていたら…」

そんなふうに思うことは誰にでもあることだと思います。

それが「後悔」なのか？

それとも「反省」なのか？

そもそもこのふたつの違いはどこにあるのでしょうか。

後悔とは、あとからそのことについて悔やんで思い悩むことです。

それに対して反省は、自分を振り返ってよかったかどうかを考えることです。

こうやって整理してみるとわかりやすいかと思います。

取り返しのつかない過去を、いつまでもあれこれ思い悩むか。

自分のしたことの良い点悪い点を省みて、次に生かせるように考えるか。

どちらがより自分のためになるかは、はっきりしてきます。

うまくいかなかったときに、つらい気持ちになるのは当然です。

それでも、いま自分が過去の出来事について思っているのは後悔なのか反省なのか？

そして前に進むためには、なにをしたら良いか？

つらいときほど立ち止まって考えてみることが必要です。