カウンセラーの大西さおりです。

今年は暑い日が長く続いて秋は来ないのかと不安になりそうでしたが、このところすっかり秋らしい気候になってきました。
さわやかな秋空や紅葉しかけた街路樹、キンモクセイの香りなどいたるところで秋を感じます。

ところが、秋になると気分がなんとなく沈むという人が増える傾向にあるというデータもあるのです。
原因はどうやら日照時間が関係しているらしいのです。
「秋の日は釣瓶落とし」などと言うように、日の入りがどんどん早くなるこの季節。
日照時間が短くなるにつれて、セロトニンという脳内物質が減っていくのだそうです。
セロトニンは心身の安定に大きく関係していて、睡眠障害が起こる原因とも考えられています。

一番の対処法は、太陽の光を浴びること。
太陽の光を浴びることで、セロトニンの生成が活発になるからなのです。
15～20分ほど特に朝の日光を浴びることで体内時計のリズムも整い、さらに効果的なのだとか。
他にも、バランスのよい食事をとること、軽い運動をすること、ゆっくりと深呼吸することを心がけること。
これらを組み合わせて秋の不調から抜け出しましょう。