カウンセラーの大西さおりです。

先日とある研修会で、同じグループになった大学生と話をしました。
その彼は在学中ではあるものの、今の大学で学んでいることは本当に自分のやりたいことではなかったということに気づいたのだそう。
そこでどうするか？

彼は迷ったそうです。

迷った理由も話してくれました。
自分と同年代の多くの人と同じように、今の大学を卒業して就職するというレールから外れてしまうことへの不安。
一方で自分には向いていないと気づいてしまったことを、この先も仕事としていかなくてはならない…。
結局、彼は自分が本当にやりたいことを学び直す道を選んだのだと聞きました。

これが正解だというものはないのかもしれません。
でも彼の話を聴いていて、感じたことはあります。
それは自分自身が考えて選んだということこそが重要なのだということ。
違う分野を一度は学んだことも迷って決断した経験も、必ず「自分だけの強み」になるでしょう。
誰でもいつでも何度でも、方向転換することはできるのだと教わった気がします。