カウンセラーの大西さおりです。

「以前とくらべて、物覚えが悪くなった」

「“あれ”とか“これ”とか、言葉が出てこない」

「人や物の名前がとっさに思い出せないことが増えた」

ある程度の年齢を重ねると、多かれ少なかれこんな悩みが出てくるのではないでしょうか？

私たちはとかく「覚える」ことが重要で、「忘れる」ことは悪いこと、そう考えがちです。

ところが「忘れる」ことが大切だ、という意見もあるというのです。

将棋の名人、羽生善治さんはことあるごとに「忘れる力」が重要だと語っています。

どんなに良い対局も悪い対局も、終わった時点でできるだけ忘れることを心がけているのだとか。

なぜなら成功でも後悔でも過去のことにとらわれている限り、新しい考えは生まれてこないからというのです。

「忘れる」ことが、新しいものを産み出したり前に進むための第一歩になる。

前向きに「忘れる力」を身につけてみませんか？