カウンセラーの大西さおりです。

みなさんは夏休みをどのように過ごしましたか(もしくは過ごす予定ですか)？
今年の夏はいつもとは違った過ごし方をせざるを得ないことがたくさんありました。
帰省や旅行を控えたり、お盆の行事やお墓参りを中止したりという人も多かったのではないでしょうか。

人は２回、死を迎えるという言葉があります。
１回目は物理的、肉体的な死です。
誰でもいつかは死を迎えることになり、残念ながらこれは避けられないものです。
では亡くなった人はもうこの世にはいない存在なのかというと、そうでもないのではないでしょうか。
ふとしたときにその人のことを思ったり、記憶のなかではいつも身近に感じる人がいる。
その人はまだこころのなかには“生きている”状態です。
それがなくなってしまったとき、誰からも忘れ去られてしまったとき。
それが２回目の死だというのです。

亡くなった人をしのぶというのは、２回目の死を少しでも遅らせたいという思いから来ているのだと思います。
どんな方法であっても、その人を思う気持ちがあればそれでいいのです。