カウンセラーの大西さおりです。

9月10日は世界保健機関(WHO)が定めた「世界自殺予防デー」です。
最近では若い俳優さんが自ら命をたってしまったというショッキングなニュースを思い出す方もいるかもしれません。

もし周りの誰かがそんなことになってしまう前に、自分にもできることはないだろうかと考えるのなら…。
そんなときには「ゲートキーパー」という役割がありのです。

自殺予防の「ゲートキーパー」とは
・自殺の危険を示すサインに気づく
・適切な対応をする（悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る）

まずは元気がない・表情が暗いなど様子がいつもと違うことに気づくこと。
次にまずは声をかけてみる。
「最近眠れていますか？」
「なんだか疲れているみたい」
「ちゃんとご飯食べてる？」
相手が話をしてくれるきっかけになるかもしれません。
もし話をしてくれたなら、とにかく相手の話に耳を傾けその言葉と気持ちを受け止める。
自分だけで何とかしようとする必要はありません。
相談窓口など専門機関へつなぐことも立派な支援なのです。

9月10日～16日は自殺予防週間として、自殺を防ぐためのさまざまな取り組みが行われる予定です。
自殺予防週間には全国一斉に「こころの健康相談統一ダイヤル」が設置されます。

0570-064-556

誰もが「ゲートキーパー(命の門番)」になれることを覚えていてください。