カウンセラーの大西さおりです。

私たちが不安にとらわれてしまうのは、多くの場合「わからない」ということからきているのではないでしょうか。

そもそも不安とは、まだ起きていないことに対してなにかを恐れたり心配したりしている状態です。

不安になると「どうしたらいいだろうか？」とあれこれ考えて悩んでしまいがちですが、実はこれは逆効果なのだそうです。

そもそも「まだ起きていないこと」なのですから、はっきりした答えなど出てはきません。

大切なのは不安というモヤモヤを言葉にしていくこと。

「わからない」ということは不安をさらに大きくしていきます。

自分が具体的になにを不安に感じているのか、どうなることを恐れているのか、などを突き詰めていくのです。

気持ちや考えを言葉にするには、振り返ること、客観的に見つめ直すこと、整理することが必要になります。

そうした作業をしているうちに、だんだんと不安は落ち着いていくはずです。