カウンセラーの大西さおりです。

本心ではイヤなことでも、ノーと言えないということはありませんか。

ノーと言うくらいなら自分が我慢しさえすればいい、と考えがちで実際にそう行動してしまう人がいます。

その根底には相手にイヤな思いをさせたくないとか、相手には楽しんでいてほしいという気持ちが強く働いていることが多いようです。

極端な言い方をすれば「あなたの幸せのためなら、私が苦しむほうがいい」といった感じでしょうか。

こう書くと「そんなの何かおかしいのでは？」と多くの人は思うかもしれません。

確かに「あなたのために苦しんでいる」と言われて喜ぶ人なんて、まずいないでしょう。

理想は「自分もOK、相手もOK」の状態のはずです。

ポイントは「自分がノーと言うこと」は必ずしも相手を不快にさせるわけではないということ。

きちんと自分の気持ちを伝えることは、相手を否定することとはまた別のことなのですから。