カウンセラーの大西さおりです。

わたしたちは普段、相手の表情を見てどんな気持ちでいるのかを判断しています。

それは「気持ち」が「表情」をつくっていると考えているからです。

ところが逆に「表情」が「気持ち」に影響を与えていることもあるのだそうです。

それが「表情フィードバック」といわれるものです。

笑顔を作っていると身体にも良い反応が出る、などという話を聞いたことがあるかもしれません。

同じように不快な表情を作っていると、感情にもよくない影響があるらしいのです。

人の表情を見たとき、相手が不快な表情であれば自分もイヤな気持ちになりますし、相手が笑顔でいれば自分も嬉しくなります。

鏡で自分の表情を見たときにも、同じように気持ちに影響を与えてしまいます。

相手だけでなく自分自身にも影響を与えているかもしれない「表情」、ときには意識して“作ってみる”のもいいかもしれません。