カウンセラーの大西さおりです。

ものごとに取り組むとき、山登りにたとえられることがあります。

一歩ずつしか進めない様子が共通しているから、でしょうか。

人が山の頂上をめざすとき、ふもとから最短距離で一直線に山頂へと登ることはできません。

くねくねとした道は一見、遠回りなように見えても着実に前へと進むことができます。

山登りのように、多くの物事はすぐには結果がでないものです。

回り道をしながら、少しずつ進めることしかできないのです。

もうひとつ、登っている(取り組んでいる)本人は自分がどのあたりにいるのかは分からないということも似ています。

ある程度の高さまで登ってきてはじめて、自分が歩いてきた道のりを振り返ってみることができるのです。

いつかは目に見える結果が出ることを信じて、ただ目の前の道を進む…。

カウンセリングも山登りと同じように一歩ずつ、なのです。