カウンセラーの大西さおりです。

わたしたちは自分の行動は自分自身が決めているものだと思っています。
もちろん大部分はそうなのですが、ときには自分でもコントロールできない行動をとってしまうことがあります。
そんなときには、こころの中で「自分を駆り立てるルール」が発動しているのかもしれません。

わたしたちはこどもの頃に社会の中で生きていくうえでのルールを学んでいきます。
そのときに強く「～しなければいけない」ということを意識しすぎてしまうと、いつしか駆り立てられるようにそれに従わなくてはならないようになってしまうのです。
たとえばいつもせっかちで仕方がないという人は「急がなくてはならない」、人の顔色ばかりうかがってしまう人は「人を喜ばせなくてはいけない」、きちんとしていないときがすまない人は「完全でなければいけない」などです。
あなたにとって自分を駆り立てているものは、なんでしょうか。