カウンセラーの大西さおりです。

多くの人の悩みの大半は

「自分には〜がない（持っていない）」

「〜を失ったらどうしよう」

といったようなものなのではないでしょうか。

このように人間はつい「ないもの」ばかりを数えてしまいがちです。

とはいえ、なにもかもを持っているという人はおそらくは存在しないでしょう。

多くのものを手にしているように見える人でも、やはりあれが足りない・これがないと思うもの。

ましてやたいていの人は自分が持っていないものを数えだせばきりがないはずです。

でもまったくなにも持っていないという人はいないはずです。

好きなことや楽しみがあるというのも立派な持ち物です。

家族や友人、まわりの人やペットだってそうです。

健康ならばいうまでもないですし、そうでなかったとしても「今、生きている」ということがすでに「持っている」ということ。

どんなにささいなものであってもいま自分が持っているものに目を向けてみると、自分が思っていたよりも多くのものを持っていることに気がつくかもしれません。