こんにちは。

カウンセラーの和田直子です＾＾

10数年前の話ですが、どこかのお寺を訪れた時に偶然見かけた言葉があります。

「与えた恩は忘れても、受けた恩は忘れるな」というものでした。

そしてもう一つ

これも何かしらで見かけた言葉なのですが、

「してやった」は呪いの言葉だ。

「してあげたのに」を発すると全ての行為がお返しを期待する取引行為に変わる、というものでした。

言葉は違えど、心の面において言いたいことが共通しているな、と思いました

感謝の心を忘れてしまうと、

受けた恩は忘れても、与えた恩は忘れないという

真逆の意味になってしまいますし

「してやった」の呪いが生まれてしまうからです。

してあげたいと愛情を持ってしたことも憎しみや恨みに変わってしまいますね。

その愛情は貸しなのでしょうか。

どれだけ素晴らしいことをしても賞賛という見返りを求めるのならば

その行為は素晴らしいものではなくなってしまいます。

受けた恩は忘れて与えた恩を忘れない人に何かをしてあげたいという気持ちはなくなってしまいます。

恩を貸しにしてしまうことは、自分が大切に思う人を失うことになりかねないのです。