カウンセラーの大西さおりです。

夏休みの間、ボランティアでサマースクールのお手伝いをしたことは昨日書きました。

じつは、ちょっとしたハプニングがあったのです。

私の受け持ちとは別の時間の手伝いをしていたときのことです。

工作がはじまってすぐに、一年生の男の子が教室から出て行ってしまったのです。

担当の人が呼びにいっても入ってきてくれません。

放っておくわけにもいかず、私が代わりに様子を見に行くことになりました。

男の子は廊下のスミにいて、行こうと誘っても座り込んでしまいます。

話を聴くと、小さな声で「やりたくない」。

そうか、困ったねぇ…。

彼の気持ちもわかります。

いきなり知らない場所で知らない人ばかりで、さあ工作ですといわれても戸惑うのが普通です。

なにより、じつは私自身がそんな子どもだったのですから。

結局しばらくのあいだ廊下でじゃんけんをしたり靴の踏みあい（笑）をしたりして過ごしました。

その後、男の子は学生ボランティアのおねえさんと作業に戻っていきました。

彼にとって楽しい夏の思い出になってくれていることを祈っています。