カウンセラーの大西さおりです。

みなさん「弓道」を知っていますか？

じつは私の友人が学生時代に弓道部でした。

そこで面白い話を聞いたことがあります。

弓道では「的に当てようとしてはいけない」というのです。

？？？的に向かって矢を射るのが弓道なのに？

弓道では矢を射るまでの所作が決められているそうです。

その所作にはそれぞれ意味があるといいます。

それらを自然に完全に行うことが出来れば、矢は当たることになっているのだとか。

的に当てようと思うということは、気持ちが的に向いてしまっています。

だから所作がおろそかになる。

所作に集中していれば自然と的に当てようと思わなくなり、結果当たるようになるというのです。

これは私たちの生活の中でもあることではないでしょうか。

「うまくやりたい」とか「失敗したくない」という気持ちが強いときがそうです。

やるべきことに集中していれば、結果は自然についてくるはずです。

でも、うまくやりたい・失敗したくないということにとらわれてしまうのです。

「うまくやろうと思わない」

簡単そうで、難しいことです。