こんにちは

カウンセラーの和田直子です＾＾

自分の事が大嫌いという人でも、無意識的にはちゃんと自己愛があります。

意識上ではどれだけ自分の事が大嫌いという状態であってもです。

個人的な考えですが、恐らくどんな人であっても心底自分の事を嫌いになることは難しいのだと思います。

逆に自己愛が豊富な人も存在しますね。

健全ならばなんの問題もありませんが、近年話題になっている自己愛性パーソナリティ障害など

少々歪んだ形となって現われる自己愛もあります。

コンプレックスを持っていると、自分の事を好きになるということを難しくさせます。

本当はこうだったらいいな等、自分なりの理想があって、

そこに到達する為にどうしてもコンプレックスが邪魔をしてしまうからです。

いっそのこと心底自分自身を嫌いになれたら楽なのかもしれません。

強いコンプレックスを抱えていると、自分自身を保っていくことが難しくなります。

本当は自分で自分を愛したい、けれども完璧な形でないから愛せない

愛のない状態で人が生きていくことは困難です。

なので自分自身を保つ為に他人の愛情を得ようとする

承認欲求を満たすことで、満足感を得ようとするのです。

その方法がコンプレックスが強く、自己愛が豊富な人になってくると

人を蹴落とそうとしたり、常に他人と自分を比べて優越を感じたり、自慢をしたりと色々です。

自己愛がたっぷりあってもコンプレックスと複雑に絡み合うことで

他人を利用し自分なりの確認作業をせざるを得ないのです。

では健全な自己愛とは何かといえば、

自分自身の優れている所だけではなく、ダメな部分も丸ごと受け入れるということではないでしょうか。

両者を受け入れることで、過剰にも過小にもなることが防いでいけますから

偏るから健全でなくなってしまうのです。

自己愛が豊富な人はいい所は受け入れられるけれど、

自分のダメな部分は見たくないものですから。

無意識で自分のコンプレックスは理解しているのですがね。

一つ一つを認めていくしかありません。

一つ一つを受け入れていくしかありません。

それには人間性というものが必要です。

出来た人間になりたい、とか成長をしたい、そんな風に思うのなら

苦しみながらでも認めていくことはできるのです＾＾