カウンセラーの大西さおりです。

先日新聞を読んでいたら、とある酒器のことが記事になっていました。

新潟に江戸時代から伝わる「十分杯(じゅうぶんはい)」というものです。

一見するとただのぐい飲みですが、よく見ると中心に突起があります。

お酒を注いでいくと、いっぱいになる直前になぜか底からお酒が溢れ出してしまい、あっという間に空になってしまうのだそうです。

八分目までは漏れることはないのですが、欲張ってそれ以上注ぐと全部溢れてしまうといいます。

(詳しい仕組みは省力しますが、サイフォンの原理を利用しているとのこと)

ほどほどにしておけば得られるものがあるのに、ちょっと欲張るとすべてを失ってしまう…。

なんだかお酒の席のことだけとは思えませんね。

ときには頑張りすぎて「やりすぎ」になってしまうこともよくあります。

ほどほど、というのはわかっていても難しいものです。

もちろんお酒はほどほどが大事です。

十分杯、私はちょっと欲しいなと思っています。