カウンセラーの大西さおりです。

「感情には記憶がない」

なんのこと？と思うかもしれません。

たとえば、バラの花を見てきれいだなと思うこと。

子猫を見て可愛いと感じること。

大切な人やものを失って悲しむこと。

毎回同じように感情がわきおこります。

昨日バラがきれいだと思ったから、今日はもうなにも感じない…なんてことはないですよね。

きれいだとか可愛いとか、プラスの感情であればその都度向き合っていくことは難しくはないでしょう。

むしろ楽しいくらいかも。

問題はマイナスの感情の場合です。

感じること自体がつらい。

いつまでもとらわれていてはいけない。

そう考えて悲しむことや嘆くことから目を背けていませんか。

これでは感じることは自然なことであるにもかかわらず、無理やり感情を押し込めてしまうことになってしまいます。

何度でも、自分の感情に向き合ってあげること。

少しずつ、自分の感情を癒していくこと。

マイナスの感情を否定するのではなく、うまく折りあっていけるようになれればいいのかもしれません。