カウンセラーの大西さおりです。

今日からセンター試験が始まります。

実際に受験する人やその家族にとっては、なんとも落ち着かない日々になることでしょう。

かつて受験生だった人も、試験と聞けばなんとなく緊張してしまうかもしれません。

試験には、必ず正解があります。

そんなの当たり前じゃないか、と思われたかもしれません。

答えが決まっているからこそ、正解か不正解かがわかる。

でも実際の生活のなかでは、そうではないことが多くあります。

正解は必ずしもひとつではなく、いくつも答えがある場合。

またそもそも答えがあるのかどうか、わからないような場合すらあったりします。

そんなときにはどうしたらいいのか？

答えが決まっていないということは、自分自身で「答え」を見つけなければならないということでもあります。

この場合の「答え」には「答えがない」ことも含まれます。

誰かが決めた答えを探すのではなく、自分で「これが答えだ」と決めなければならないこともある。

答えのある試験よりも、ずっと難しいことかもしれませんね。