こんにちは。

カウンセラーの和田直子です＾＾

きっと誰しもが理想の自分像というのを描いたことがあるでしょう。

私も若い頃こうなりたい、こんな自分になりたい

そう思い描いたことがあります＾＾

大きく二つに分かれてくるのが、その理想を描く時に

今という現実の自分を踏まえた上で描く理想と

現実の自分とは全く関係のないただの理想を描くか

これには大きな違いが生まれます。

現実を受け止めて思い描く理想ならば、自分とは正反対の自分を描きません。

自分の手の届く範囲というのは自ずと見えてきますから

努力次第で理想の自分になることは可能です。

後者の場合はただただ落ち込むだけです

そんな風になれるわけがないことを自分が一番理解していますからね

前者にしても後者にしても落ち込むには変わりありませんが、

そこでストップするのか先へ進むことができるのかという点の違いです。

理想像ばかりを語る人との出会いが20年ほど前にありました。

理想ばかり語っていて、現実何も変化がない、行動もしない

言動と行動との差が大きすぎてその人自身も追いつけずに苦しそうでした。

うつ病を患っていましたが、それさえも認めることはありませんでした。

目の前の現実から逃げるための手段が理想だったのかもしれません。

今ではそんな人もいたなぁという思い出です

20数年という時を経て思い出すのも、何だか教えられているように思います。

病気を認める人と認めない人は治るか治らないかという部分で大きな差を生みます。

もちろん、認める人の治りが早いのは言うまでもありません。

目の前の現実、自分自身を受け入れるということは

先へ進む大きな一歩となるのです。

理想ばかりを語っていても、今の場所から1ミリも動くことなんてできないのです。

理想を抱くことは決して悪いことではありません。

けれど目の前の現実を無視して抱く理想は、結局の所空想でしかないものなのだと思います

美味しい所だけを切り取って生きていくことなんてできませんからね＾＾

それもまた現実なのです