カウンセラーの大西さおりです。

人がストレスを感じる状況にもいろいろあると思います。

なかでもやはり一番多いのは、人間関係においてではないでしょうか。

とくに親しい間柄での人間関係がストレスのもとになることも結構あるようです。

これは身近な人ほど相手に期待することが多くなってしまうこと、相手との距離が近づきすぎてしまうことにあります。

たとえば仕事でつきあう相手なら、多くを求めることはしないし割り切った関係ですむでしょう。

ところが家族や友人・恋人といった近い関係になればなるほど、摩擦が増えていくのです。

この摩擦を少なくするにはどうしたらいいでしょうか。

ポイントは、「自分と相手はちがう人」であるのを忘れない、ということ。

自分が求めることをいつも相手が与えてくれるとは限りません。

自分が考えていることと、相手が考えていることはちがうのですから。

干渉したり依存したりすることなく、相手と自分との適当な距離を保つこと。

相手に多くを求めすぎないこと。

この二つを忘れないようにしたいものです。