カウンセラーの大西さおりです。

予想外の出来事、それも予想外の悪いことが起こったときに人は大きなストレスを受けやすくなります。

とはいえピンチにも動じない(ように見える)、という人もたしかに存在します。

たとえば一流のスポーツ選手。

いくつものピンチを乗りきって勝利を手にしています。

これは彼ら彼女らが特別な人だからでしょうか？

これは予想外の出来事に対する「考え方」が違うのだと思います。

一流のスポーツ選手の多くは、いつも一番悪い場面を想定しているといいます。

最悪の場面からスタートして、そうなったらどうするか？

その先を常に考えているのだそうです。

だからいざピンチの場面になっても、あわてずに次にやるべきことができるのですね。

われわれ凡人は「どうするか」という先を考えるよりも、「どうしてこうなってしまったのか」

と後悔することのほうが多いのでストレスになってしまいがちなのです。

たしかに物事に「完全なこと」はありません。

うまくいかないこともあって当然、その先をどうするか？が重要なのかもしれません。