カウンセラーの大西さおりです。

怒りをコントロールする方法を「アンガーマネジメント」と言います。

これは

怒りたいとき(正当な怒り)にはしっかり怒ってもいい、けれど“ムダな”怒りやイライラにとらわれないようにする

というものです。

一言で怒りやイライラにつきあっていくといっても、その内容はさまざまです。

まず自分の怒りやイライラがどういうものなのか、分けてみることから始めましょう。

ポイントは「自分にとって重要か、重要でないか」と、「自分で変えられることなのか、変えられないことなのか」。

この２つを軸にそれぞれ分類し、その例と対処法の一例をあげてみます。

「自分にとって重要」＋「自分で変えられること」

　(例　仕事が時間通りに終わらない→解決策を考える)

「自分にとって重要」＋「自分では変えられないこと」

　(例　電車が止まっている→受け入れる、他の手段を考える)

「自分にとって重要ではない」＋「自分で変えられること」

　(例　部屋が散らかっている→できるときに解決策を考える)

「自分にとって重要ではない」＋「自分では変えられないこと」

　(例　友人の自慢話→怒っても仕方ないとやりすごす)

自分の怒りやイライラはどれなのか、見えてきましたか？