カウンセラーの大西さおりです。

「人間らしさ」とは、なんでしょうか？

いろいろなことがあげられるかもしれませんが、「感情」もそのひとつだと思います。

表情豊かに喜怒哀楽をあらわす姿を「人間味がある」などといったりします。

でも現代社会で生きている私たちは、「感情」よりも「理屈」や「思考」を重視しなければならないと思いがちです。

ちょっと日ごろの生活をふりかえってみてください。

きちんと喜んだり悲しんだりできていますか？

自分の気持ちをあとまわしにしたり、無視したりしてしまうことはないでしょうか？

とくに怒りや悲しみなどのネガティブな感情は、押さえ込んでしまうことが多いかもしれません。

ネガティブな感情を表現することは、自分自身も負担に感じるものです。

さらにそうした感情を表に出すことは、良くないことと思われていたりするからです。

自分の感情を押さえ込んでしまうことは、自分自身を認めないということでもあります。

まずは自分の感情に、きちんと向き合ってあげることからはじめてみませんか。