カウンセラーの大西さおりです。

今年の春は多くの人が外に出ることなく、家のなかや自分の周囲の世界で生活を送っていたことだと思います。
いろいろと不便なことやつらいこともありますが、思わぬ「発見」があったという声も聞こえてきます。

ひとつは、いままで見過ごしてきたものに気づくことができるようになったということ。
近所を散歩するようになって、季節の移り変わりや自然の美しさに目がいくようになったという人もいました。

もうひとつ多いのは、いままであたりまえだと思っていたことがそうではなかったということに気づいたという声です。
人と会うこと、外食をすること、遊びに行くこと。
自分にとってどれだけ重要な時間を過ごしていたかがわかったと思います。
また不便ななかで、工夫したり手間をかけたりすることに挑戦したりする機会も増えました。
そうした“不便さ”のなかに、便利さを追求するだけでは得られない楽しみや充実感があることも感じたりしています。

こうした「発見」をたくさんすることができると、楽しみも多く見つけることができるのかもしれません。