カウンセラーの大西さおりです。

「責任を持つ」ことや「責任を感じる」ということは一般的には良いことだとされています。

たいてい真面目できちょうめんな人ほど責任感があると評価されます。

ところが自分ではどうしようもないことにまで責任を感じるようになっているとしたら、それはちょっといきすぎです。

たとえば、必要以上に相手の気持ちを気にかけてしまうようなことはないでしょうか。

本来、相手の気持ちは相手のものであって自分ではどうにもできないことです。

相手がミスをして落ち込んでいるときに、自分まで一緒になって落ち込んだりなにもできないことに罪悪感を抱いたり…。

相手の気持ちに共感すること以上に、相手の問題にまで自分が責任を感じてしまっている一例です。

相手が身近な存在であればあるほど、こうしたことは起こりやすくなります。

自分に責任があるのは自分の問題だけ。

当たり前のようですが、意外と忘れがちなことです。