カウンセラーの大西さおりです。

映画やドラマを観ていてついつい登場人物に感情移入して怒ったり涙を流したりしてしまうこと、ありませんか。
現実にはそんなことはあまりないはずです。
なぜかというと、映画やドラマの画面と普段わたしたちが目にしている光景とはちょっと違うからです。

映画やドラマでは、画面は登場人物がアップになったり逆に全体が俯瞰になったりとさまざまな工夫がされています。
こうしたカメラワークによって観客であるわたしたちは、登場人物の内面や人間関係に入りこめるのです。
実際にはわたしたちは自分の視点からしか世界をみることはできません。
でもときにはちょっとこころのカメラを切り替えてみることで、ほかの視点や別の立場にに立つことができるようになるかもしれません。