こんにちは。

カウンセラーの和田直子です＾＾

人に迷惑をかけてはいけない、そう考える人は本当に沢山います。

人によっては迷惑をかけることは悪だ、くらいに考えている人もいたりします。

多くの人に共通するものの一つとして

自分に迷惑をかけられることは何とも思っていなくても

自分が人に迷惑をかけることを極端に恐れている場合が多いです。

他人からのは許せても自分からのは許せない

意識的な考えはそんな所なのでしょうか。

人に迷惑をかけてはいけない、ということに自分を縛ってしまうと

行動や言動の一つ一つが気になってしまいます。

自分に限らず見ず知らずの他人のものまで気になります。

まるで行動や言動を取り締まる警察官のような存在になってきて

自分基準の許せない行動を取る人には注意をしたりやめさせたりして

自分の内側の正義を守っている人も中にはいたりしますね。

迷惑をかけてはいけないといった考えを人に強要している例でもあったりします。

他人からかけられる迷惑は許せるけれど

自分が迷惑をかけることは許せないと言いながら

取り締まりをして自分の考えを他人に強要する矛盾

一つの考えに縛ってしまうと、行動や言動に矛盾が生じてきます。

その矛盾が生じるのは、人に迷惑をかけてはいけないという自分の考えが

実は自分の為ではなく他人の為にやっているという基準の違いから生まれてくるのです。

人に迷惑をかけてはいけないのは自分の為ではなく他人の為ですから

他人から迷惑をかけられることは許せるけれど、逆は許せないとなってしまうのです。

軸を自分に置くのか他人に置くのか

それは生き易さに影響を与えます。

軸を他人に置くということは他人の為に生きることになりますから、

生き辛くなってしまうばかりです。

自分の為に、自分の軸で物事を考えるのなら

お互い様、という基準や観点に自然となってくるのではないでしょうか。

それらは決して貸し借りという損得ではありません

自分がしてあげたいからするという心なのです。

お互いに迷惑をかけあって、許し合って

心と心で繋がって

心と心で触れ合っていきたいものですね＾＾