カウンセラーの大西さおりです。

どんな人にでも、不安になるときというのはあるものです。

でもいつもいつもずっと不安を抱えたままでいるのはつらいものです。

不安というのは「〜だったらどうしよう」というような、まだ起きていない未来に対するおそれです。

やっかいなのは、不安は意識すればするほど大きくなってしまうという点です。

不安だからそのことについて一生懸命考える、するとますます不安になるという悪循環に陥りやすいのです。

この悪循環を断ち切るには、不安について考えるのをいったんやめること。

不安について考えるのではなく、今この時点でできること・やるべきことに意識を向けるのも一つの方法です。

もうひとつ、どんなにがんばっても不安をゼロにすることはできません。

不安はあってもあたりまえの感情なのです。

不安があるからこそ、人は未来に備えたり自分を守ったりすることができます。

不安とは、うまくつきあっていくつもりでちょうどいいのではないでしょうか。