カウンセラーの大西さおりです。

他人とくらべる、というとあまり良くないイメージを持っている人もいるかもしれません。

たしかに他の人にくらべて自分はダメだと思ってしまったり、逆に周りの人を見下してしまったりというのはよくないことです。

他人と自分を「くらべる」ときに重要なのが、そこでどちらが優れているかどうか、正しいかどうかなどをはからないということです。

他の人と自分をくらべるときに必要なのは、純粋にそれぞれには違いがあるということを認める視点です。

自分と他の人とは違うところがあるということが、それぞれの個性につながっていきます。

自分らしさやその人らしさは違いがあるからこそなのです。

たとえばある人にとっては苦手としていることでも自分にはそうでもないのだとしたら、それは自分にとっての得意分野だといえるのかもしれません。

自分（その人）がどんな人間なのかということが、人と自分とをくらべることで見えてくることもあるのです。