カウンセラーの大西さおりです。

言葉はどんどん新しくなっていくといいます。

昔はなかった言葉が今ではあたりまえのように使われています。

ではその言葉がなかったときにはみんなどうしていたのでしょうか。

たとえば「〜ハラスメント」という言葉は今では当然のように使われています。

言葉を使うということは、そうした考え方や感じ方をみんなが共有しているということでもあります。

ではその言葉が使われなかったときにはそうした考え方や感じ方がなかったのかというと、もちろんそうではありません。

その当時でもなにかモヤモヤした思いを抱えていた人はいたはずです。

でもそのモヤモヤをあらわす言葉がないと、その思いはなかったことと同じになってしまうのです。

同じように自分の中にある感情も、きちんと言葉で表現してあげないとなかったことになってしまいがちです。

自分の気持ちを無視しないように、できるだけぴったりした言葉をみつけてあげてください。