カウンセラーの大西さおりです。

「ほめて伸ばす」という言葉があります。

どんな人でもほめられて嫌な顔をする人はいません。

人には誰でも自分の存在や価値を認められたい、自分ががんばったことをわかってほしいという欲求があるからです。

実際に人から期待されたり褒められることで、その期待に応えようと成果や能力の向上が見られるということはよく知られています。

ほめられたとき、人間の脳はその「ほめ言葉」に反応してドーパミンやセロトニンなどの脳内物質を多く分泌するのだそうです。

ドーパミンは快感ややる気を向上させるホルモンですし、セロトニンはリラックス効果のあるホルモンです。

ほめられるとやる気が出たり、気持ちが浮き立ったりするのはこのためなのです。

しかもこれらのホルモンは人からほめてもらうだけではなく、自分で自分をほめても同じような効果があるのだといいます。

自分のことを積極的にほめて、自分自身を伸ばしてあげましょう。