カウンセラーの大西さおりです。

ひどく傷ついたとき、怒りを感じたときに「許せない」と感じるのは当然のことです。

でもよく言われるのは「許すことは大切だ」「許すことは強さ」「許すことで自分も救われる」などの言葉です。

これはあるときは正しく、あるときは正しいとは言えないと思います。

たしかに「許せない」という気持ちは

怒りや恨みなど、とてもネガティブなものです。

そんな気持ちと向き合い続けるのはつらいものです。

もし本心から自分が許すことができるのなら、それはとても素晴らしいことです。

でも許すことができないからといっても、自分を責めることは必要ないはずです。

まずは許せない自分を認めてあげること。

そして許すことをしなくても、ネガティブな感情と距離を置くことを心がけてみましょう。

「許さなくてはいけない」という呪縛から、自分を許してあげましょう。