カウンセラーの大西さおりです。

よく「見た目が重要」などということがいわれます。

これは見た目が良いかどうかということなのかと誤解されがちですが、じつはそういう問題ではありません。

この場合の「見た目が重要」とは、わたしたちが相手の情報を受け取るとき、見た目から受ける印象が大きく影響するということです。

どういうことでしょうか。

たとえば相手に感謝を伝えるときをイメージしてみてください。

どんなに言葉を尽くしてありがとうという気持ちを伝えてもボソボソと小声で無表情だったとしたら、どう受け取られると思いますか。

おそらくはあまり嬉しくはなかったのだろうか、形式的にお礼を言ってるだけなのかと思われてしまうでしょう。

もしこれが「ありがとう」のひとことだけであっても声の調子や表情やジェスチャーが嬉しそうであれば、相手には感謝していることは十分伝わるはずです。

わたしたちの脳は言葉よりも聴覚や視覚からの情報を重視する、という意味で見た目は大切なのです。